愛知県一宮市のよしむら動物病院_ ホシガメのビタミンD3過剰症

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ページ更新日: 2012-01-31 /リニューアルサイト公開日:2008-01-22

ホシガメのビタミンD3過剰症

hyperd10.jpg 市販のビタミンD3の多給による中毒により、胃壁にカルシウム沈着が起きています。口から多量の出血(鮮血)が主症状です。
 ビタミンD3は、腸からカルシウムを吸収するのになくてはならないものです。通常は、日光浴により皮下の脂肪の組織からビタミンD3の前駆物質が作られ、肝臓や腎臓で変化して、はじめて効果を発揮するビタミンD3(活性化ビタミンD3)になります。つまり、高カルシウムで低リンの食餌や、サプリメントをダストして調整した食餌でも、活性化したビタミンD3が体内になければ、体内にカルシウムを取り込むことができません。

 植物には、ビタミンD3がほとんど含まれていないために、草食の爬虫類は紫外線からビタミンD3を合成しています。
 しかし、室内飼育では満足に紫外線を浴びることができないために、サプリメントとしてビタミンD3や爬虫類用のフルスペクトルライトが売られています。使い方を誤ると、効果が期待できないだけでなく、副作用をおこしてしまう場合もありますから、注意して使ってください。

hyperd12.jpg ビタミンD3入りのカルシウム剤は、毎日は使用せず、週1回ぐらいの使用にしてください。そして、紫外線ライトを使用するか、ガラス越しではない日光浴を行ってください。そのようにして体内で合成されたビタミンD3は、中毒になる心配がありません。
 ビタミンD3なしのカルシウム剤で、リンの含まれていないものなら、毎日あげても大丈夫です。

紫外線ライト(フルスペクトルライト)は、半年使用すると効果が落ちてきますから、まだ光が出るからといって使用し続けないでください。

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